静岡県三島市、クレマチスの丘で開催中の、
アメリカの写真家テリ・ワイフェンバックの展示に際し、ご本人が1ヶ月、
日本に滞在されていました。
幸運にもテリさんご本人にお会いする機会をいただくことができ、
写真のアドバイスを頂戴しました。
印象的だった言葉は、
「ディープフォーカスにしないこと」
手前から奥まで、くっきりはっきり撮りすぎない、もっとぼかして!
というアドバイスでした。
日本人の男性に多く見られる、被写界深度が深い写真と真逆の、
1点にピントがあい、後はボケている写真という特徴があるテリさんの作品から、
いつも風や空気を感じることができます。
これは人によって感じ方が違うので、そう思わない方もいるかもしれません。
けれど、自分の表現に自信を持って発表されているテリさんの姿勢に
ますますファンになりました。
ご本人にお会いしたあとから、
自分自身の写真に対する姿勢が大きく変わった気がします。